Boyz ’n the Hood
ジョン・シングルトンのデビュー作。渋谷のBUNKAMURA(?)での映画祭のオープニングアクトで監督の舞台挨拶も含めて「sukemaro」氏にエスコートして頂きました。並んでる時間中に MC.KANとか居たりして、でもちゃんと出したゴミ片付けてたりして。ww いい思い出です。
直訳すると”近所のガキんちょ”って位でしょうか? Treが L.A.の親父さん(Laurence Fishburne)の家に引っ越してきてから、ガキんちょ達が大人に成るまでの話ですが、幕切れは恐ろしく呆気無く訪れます、後半は注意が必要です。
普通の少年 むしろ躾の行き届いた主人公の、周りの少年たちが どんどん堕ちていく話だと考えると非常に胸が痛いストーリーです。決してハッピーエンドではありません。続編もありません。
大事なのは教育であると Treの父ちゃんは繰り返しますが、悲しくも不充分な教育しか受けていない友人たちはどんどん堕ちていきます。こりゃ日本に居るから冷静に観れるけど、このリアリティーは正視出来ません。
しかし、そこは娯楽作品と割り切って下さい。何よりも注目されるのは「ICE CUBE」の”地の”演技です。恐らく撮影で使ったクルマも私物だと思われます、衣装も勿論。ww お坊ちゃんの Tre(Cuba Gooding, Jr.)はイマイチ垢抜けない恰好なのに(ジャケ見てみんなそう思ってると思いますが…)、Doughboy(ICE CUBE)は全然主役食ってます。ww これ以降 ICE CUBEは「元 N.W.A.の」という束縛が解け、我が「青春のスター」になりました。いまだにこの頃の ICE CUBEの音楽・服装から抜け出せてませんが、いいんです。これが格好いいと思ってるから。EFIL4SAGGIN。上等じゃないすか。
South Central の繁華街を週末の夜に流したり、アブナイ地区 Compton に行ってみたり。卒業旅行や新婚旅行で L.A. 周辺をちょろちょろしてた身分としては思い入れいっぱいの舞台です。
Boyz N The Hood – Trailer