やはり「映画 八甲田山」への疑問から始まり、青森第五連隊での実体験からの手広く行った再調査の結果、また冷静な視点での語り口は怖いものがありました。まるで「木曜スペシャル」の宇宙人回のような。。
読み進むほどに出てくる当時の問題点の数々、起因する背景の数々。手厳し過ぎるのでは? と心配になるも容赦なく指摘は続きます。徹底解明です。この姿勢が全編に貫き通されます。
ネタバレになるので詳しい内容は内緒ですが、筆者の結論はエピローグにまとまっていますので Kindle Unlimited(3ヶ月で99円!) 対象だし覗いてみてはいかがでしょうか。一言だけ感想としては「あまりに杜撰」(100年前の事件としても) で悔やまれる。。とだけ。
さーて、私の前提知識も10倍くらいにパワーアップしたところで、もう一度手持ちの資料等をおさらいしてみようかな。きっと印象も大きく変わると思います。伊藤薫さんの他の八甲田山雪中行軍遭難事件の検証本も読んでみます。Kindle Unlimitedの対象だしね。
笑ったとこ→青森と弘前の確執は明治時代から続くものだった。。😁😁